2022/04/06 日記
「自然を名づける」をざっくり読んだ。
期限が迫っており、やや焦りながら読んだ。
筆者の息子が、「恐竜期」から「ポケモン期」へ移行したと書かれていた。
子供の分類したい欲求が向かう対象の話である。
イギリスで行われた学童を対象とする研究によると、平均的な八歳児はポケモンをとてもよく識別しており、そのおよそ80%を識別できた。しかし、その子供たちは、イギリスで一般的に見られる生物のことはあまりよく知らず、アナグマ、オークの木、野うさぎの写真を見せても答えられないことが多かった。
最近のポケモンをプレイしていても、全く名前を覚えられないので
あぁ.....と、小学校の頃がなつかしくなってしまう。
私個人としては、小さいときに流行ったものが「昆虫王者ムシキング」だったのと
本嫌いの両親は図鑑だけを家に置いていたので
平均的な幼稚園児と比較すると、やけに昆虫に詳しかったのを覚えている。
年子の弟に負けたくない意地があるので、せっせと図鑑を暗記していた。
幼稚園に入学する際に、ちょっとしたテストがあった。
幼稚園教諭が出すイラストの名前を答えられるかをテストするのだ。
母と私、弟を連れていったせいで、「これはミヤマクワガタ、キアゲハ」などと弟と争うようにして言い合った記憶がある。
その後、恐竜キングが出始めたが......小学校一年生のときにニンテンドーDSのソフト
「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」が発売されたので、私の分類したい欲求はポケモンへと注がれることになった。
高校のときに、理系クラスにいた私はクラスメート,または部活でと同じ話をした。
議題としては、「新しいポケモンをどう思うか」だった。
その頃、ポケモンのサン・ムーンが発売される前だったと思う。
御三家を初め、アローラ地方を舞台とするポケモンやリージョンフォームと呼ばれる、同じポケモンで姿の違うポケモンなどの情報が事前に出されていた。
クラスメートは、「うんうん」とリージョンフォームは生息する環境が違うから変化するのは正しいだの、ポケモン界での”進化”と”適合”などを話し合った気がする。
しかし、文系が多い部活に所属していたので「ポケモン」の話をだすと思いっきり笑われてしまった。新ポケモンの情報も何もかも、新しいポケモンのソフトさえ発売されることを知らなかった。
文系の子達は、韓国アイドルをはじめとするエンタメに興味を持つことが多かった。ゲームに関してはそもそもやらない子が多く、休みの日は年パスでUSJや親の金でディズニーとかだった。(バイト不可の高校だったので)
分類したい欲求が微弱にも残っているなら、理系に進学する可能性がやや高いのではないかと思った。
あくまで個人の感想である。以上